9月6日 曇り

 徹夜明けのスタッフの眠そうな顔を尻目に朝食を摂る。留さん、カメラのKが下痢だと言う。チーフディレクターのKは目薬をくれと言う。そういえば僕も下痢っぽい。どうやら昨日の昼食の生ハムにあたったらしい。止痢剤を中心に薬を出す。自分は正露丸を飲んでおこう。ちなみにその昔、正の字は制と書いていた。この薬は日露戦争の時にでき、そのためロシアを征服するという願を込めて制露丸という名前になった由。まあ恐らく随分とその頃よりは改良されているんだろうが、自分にはよく効く。ちなみにうちの親父も医者ではあるが、歯痛の時にも正露丸を歯に詰めていた。

 挑戦者たちは元気だった。日焼けと肩凝りのみ。取り敢えず、こちらにも薬を出す。まだまだジユラケース一杯薬はあるぞー。でも去年と比べて薬の消費量が異常に多い。

 帰りのフェリーの中ではみんな泥のように眠っている。行きとは違い、よく揺れた。数名が船酔となる。気休め?に酔い止めを出す。

 パペーテ着、ホテルでひと泳ぎ。
トップレスの叔母ちゃん達を横目に、出てきた腹を引っ込めるべく腹筋、腹筋。夜は町まで出ていき日本食。カレーのようなもの、焼鳥のようなもの、そうめんのようなもの....しかしまずいのなんのって、どうやったらこんな味になるのか。これで一人一万円相当とは....やくざより酷い。ちなみにお土産も高い高い。日本の約 3倍もする。もし、妻が(万一、結婚する事があったらの話だが)こんな料理を出したら、即、三下り半を付きつける。腹立ちついでにもう一つ。大体あの女(私の付き合ってた人です)、一寸綺麗だとおもいやがって、どこそこまで迎えにこいだとか、「結婚して疲れ果てて髪振り乱したブスになってもいいの?あたしは苦労なんかしたくはないわよ」とか、ドライブ連れて行きや行ったであそこは嫌いだ、ここは嫌だ。
あれ食べたい。これ食べたい。アクセサリーは高いもんじゃなきゃ嫌だ。大馬鹿野郎〜〜〜〜〜〜!、自分の年を考えろってんだ。挙げ句の果にバイバイだって、おおいどういうことだ?ちょっと待ってよ。ねえ、何でもいうこと聞いてあげたじゃない。一体僕のどこが悪かったの?ねえ、ねったら。
ケッ、今回だけは別れといてやらあ。

ホテルに帰って洗濯。その後、絵葉書 3枚。ああ忙しい。
AM 2:30、先発隊が出発。僕は後発で一日お休み。ふー。

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