第4チェックポイント グアム


国際交流の代償
グアムでの泥んこクイズも終わり、安心しての自由時間。実は全員の顔や名前を覚えきっていない状態なんだけど、みんなで海に出たり宿泊していたP.I.C.のプールで遊んでいた。初めは、プールの中でバレーボールみたいなことをやっていたと思う。そのうち、知らない外人さんが話しかけてきた(もちろん、英語で)。よくわかんなかったけど、一緒に遊ばないかって言ってんだろうってことで何人かが合流した。何して遊ぶのかと思ってたら、混合になって二組に分かれて競争をするらしい。ゴールに向かって一列に立ち、一番後ろの人が前に立っている人たちの股を後ろからくぐって前に出る。その繰り返しで、どんどん前に進んでいくというもの。英語はわからなかったけど、たぶんそう言ってたと思う。そんな遊びおもしろいかなー、と思っていたが、やってみると結構エキサイトする。順番が回ってきて私がくぐる段になって、ハッと気がついた。「コンタクトしてるんだった」・・・ウルトラの時にかけてたメガネは伊達で、実はコンタクトをしていた私。でも、コンタクトを取ったら隣に座ってる人の顔すら判別できないくらいのド近眼! 容易に外すってわけにもいかない。水中で股をくぐる時には目を開けてなきゃいけないので少し不安があるけど、何回かだけだからいっか。強行に出てみたら、あら大丈夫。コンタクト取れてない! 「よっしゃー、行けるぜ!」とエキサイトしてゴールを目指した。2回目も大丈夫だった。あと一回でゴールに近づくぞー、と最後の潜りを終えて顔を上げたら、あれ? 景色がアンバランスに見える。あれれ? とよーく見たら、片方だけコンタクトがない。ゲームが終了した後(どっちが勝ったのかも覚えてないけど)、リーダー格のおにーちゃんに片言の英語と身振り手振りで訴えた。「コンタクトが片っぽなくなっちゃったんだよー!」おにいちゃん、「オーウ!」とかって言いながらも仲間に説明をして一緒に探してくれた。ウルトラのみんなも探してくれた。でも、よく見ると、プールにはドボドボと水が足されて排水もされている。それでも、みんな一生懸命に探してくれてる。みんな、いい人やー(涙)。これでもしコンタクト見つかったら、私ってばニューヨークに行けるくらいの運があるかも・・・なんて思ったりもしたけど、結局見つからず。みんなに丁重にお礼を言って、探索終了にしました。本当にありがとう。
で、片目のカメちゃんは手持ちのメガネじゃあまり見えないので、急きょ翌日の出発時間の前にショッピングセンターに行って検眼してもらい、とりあえず合うソフトコンタクトを購入。英語での検眼は「アップ」だの「ダウン」だのとたいへんだったけど、英語ベラベラの本郷さんに付き添ってもらったので安心でした。でも、きっと売り場の人は親子だと思ってただろうなー(笑)。なお、国際交流の代償は100ドルでした(涙)。

クイズの順番やチョイスも“時の運”?
ウルトラクイズの名物、泥んこクイズ。一人に一問、必ずクイズが用意されている唯一のクイズなのだ。でも、順番が替わると・・・? 成田のジャンケンに続く、ウルトラクイズ名物の泥んこクイズ。正解すれば天国だけど、間違えたらホントに泥んこプールが待っているのだ。腰を痛めることもあるとのことで、事前にスタッフが飛び込み実演をするほどの代物。それでも失敗しちゃって、救急車に乗せられちゃった人も。勇み過ぎると、力が入っちゃうんだな、これが。で、クイズは必ず一人に一問用意されているけれど、どれを取るかはその順番にかかっている。まず、当日が誕生日の人が呼ばれ、いきなりドボン。みんながビビリ上がっているところへ、留さんが好き勝手に指名していく。成田以降で話題になったり、ちょっと目立っている人たちをピックアップ。だから、自分で「11番の問題にしよう」と決めていても、先にトライする人が11番の問題を選んでしまえば、♪ハイ、それまーでーよ というわけ。ましてや、それが自分がわかる問題だったら大ショック! そこで、悲劇の実話。 クイズの前日、同室だったおにいさんとしんちゃん。いろいろ明日へのことを語っているうちに、何番の問題を選ぶかということに。お互い好きな番号を言い、その日は就寝。当日、相手の言った番号を覚えていた二人は、それが気になりながらも「○○さん、これがいいって言ってたからやめよう」と、初志を貫徹。結果は、二人とも泥んこ。後から、相手が引いた問題はお互い知っていたということが発覚。何かの拍子で、この二人の順番やチョイスが替わっていたら・・・?

私のあだ名が“カメ”なわけ
私が「ドジでマヌケ」だったからじゃない! カメがは虫類だったからさ。 クイズの順番が運命を変えてしまう、泥んこクイズ。かくいう私も、変えられてしまいそうだった! 密かに11番をゲットしようと思っていたが、サッカー大好き青年の澤野ちゃんに先に取られてしまった。しかも、正解! 私も知っていた問題だった。「このままでは、自分の欲しい問題がなくなってしまう!」と危機感を抱いた私は、勇敢にも手を挙げて留さんにアピール。クイズの便宜上つけられた番号とその時の年齢とが同じだったので、23番を選んだ。「自分の選んだ問題で落ちるなら、悔いはない」、そう思って耳をすませた。「カメは、は虫類である。○か? ×か?」ゆっくり考える時間なんかないから、走りながら考えた。「カメは、カエルと一緒の仲間だから・・・○だ!」そして、正解。無事にアメリカ本土に上陸できた。 そんなある日、仲間の阿部ちゃんが言った。「お前ってホント、ラッキーだよな。“カメはは虫類である”なーんて問題だもんな」「うん。でも迷っちゃったよ、カメはカエルと一緒だから・・・あれ? カメって・・・?!」阿部ちゃん、沈黙。「カエルは両生類だよ。お前、それで泥んこ通っちゃったわけ?」・・・つまり、カメはは虫類だと思っていたけど、カエルと同じ種類だと勘違いしていたのだ。 その後、私がみんなから「カメ、カメ」と呼ばれ始めるのに時間はかからなかった。


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